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アーカイブ 2月, 2010

家族会レポート-No.3

2010年2月5日

 第2回家族会は「食事について」というテーマで行われました。
実際にご利用者様が召し上がっている食事を食べていただくとともに、
当クリニック栄養士の吉田より「高齢者の楽しい食事の工夫」というテーマで
講演をいただきました。講演の中では、ミキサー食の試食やとろみの付け方など
飲み込みやすい食事の実践などもあり、「参考になった」というご意見を多数いただきました。

講演に対する質問や交流会を通して出た質問などを掲載させていただきます。
Q1:満腹感がないのか、食べても「食べてない!」といいます。どうしたらいいですか?

 声かけをしましょう!「さっき食べたでしょ!」ではなく「今食事の準備をしているから待っていて」
というほうがよいでしょう。また、間食もうまく利用してみてはどうでしょうか?
お茶は水分補給に、果物はビタミン摂取に、牛乳はカルシウム摂取に役立ちます。

Q2:食べるのが早く、流し込むように食べてしまい、むせ込んだり
詰まらせてしまうことが多いのですが?

 箸置きを利用してみてはいかがですか?声かけをよくして、よく噛むように促し、噛んでいる最中は
箸置きに箸を置くようにします。箸を持ったままでは次に何を食べるか気になってしまい、食事に
集中できません。「次何をたべようかなー」と考える時間をつくると良いのではないでしょうか。

家族会レポート-No.2

2010年2月4日

2008.12.7第1回家族会にて
講演に対する質問や交流会を通して出た質問などを掲載させていただきます。

Q3:脳血管性認知症の患者への日常生活での注意点が知りたいのですが。

 脳卒中を起こすたびに症状が悪くなっていきますので、脳卒中の予防が大切になります。
高血圧、糖尿病といった元々の病気を悪化させないことが大切です。
具体的には、血栓予防薬を服用したり、血圧のコントロールや脂質異常症(高脂血症)の
コントロールのために服用すること、脂っこい食べものや肉類は避けて、野菜や海藻類を
多めにとること、出来る範囲で散歩すること等が考えられます。

Q4:デイサービスでの出来事、家庭との違いなど、集団の中と家の中、どうやって近づければいいですか?

 デイサービスでは楽しく参加できるのに、家では何もせずにいる人も多いようです。ご本人がデイサービスで楽しくできることを連絡帳で確認して、ご家庭でも取り入れてみたり、
ご家庭でなんらかの役割を持って、「働いて」いただけるように工夫されるのも良いでしょう。

家族会レポート-No.1

2010年2月1日

大宮すずのきクリニックでは2008.12より家族会を開催しております。
毎回利用者様のご家族にアンケートをとって、バラエティに富んだテーマで
開催しております。

 2008.12.7第1回家族会は「認知症の種類と治療法について」というテーマで
行われました。第1回目ということで、講演会と家族の交流会という
2部構成にさせていただきました。認知症の全体像がわかてきた、参考になった等
ご好評をいただきました。

講演に対する質問や交流会を通して出た質問などを掲載させていただきます。
Q1:幻覚症状とは過去にゆかりのあるものが現れるのでしょうか?知っている人が出てきたり、
全く知らない人がでてきたりと様々なのしょうか?

 様々だと思います。もう亡くなってしまった親や兄弟が出てくるkとおもありますし、全く知らない知らない人が出てくることもあります。

Q2:関わり方が難しいのですが、どのようにしたらいいでしょうか?

・ご本人がしたこと、言ったことを否定せず、受け入れてあげる。
・自尊心を傷つけない。
・ご本人ができる家の手伝いを探して、お願いしてみるようにする。
・ゆっくりご本人のペースに合わせてあげる。
・できるだけ易しい言葉で、順を追って一つ一つ話をするようにする。