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家族会レポート-No.6

2010年2月13日

第3回家族会の報告を引き続きさせていただきます。
今回も記入していただいたアンケートへの回答集です。

Q:トイレの失敗を恐れて、水を飲もうとしないのですが・・。

 水分をとらないと体の中の悪いものが出て行きませんし、膀胱炎にもかかりやすくなります。
そして、濃縮された尿は刺激が強く、トイレに行きたいという感覚を呼び、逆効果です。
ご家族中で「飲んで、飲んで」と促すのではなく、互いに一服、自然な語らいの中で
お茶や水分を飲める環境設定も一つの工夫になるといいですね。

Q:便秘が一番の悩みで、薬も嫌がります。便秘解消の良い方法はありますか?

 食事・水分摂取・運動の他に1日の中で時間を決め、出ても出なくても一定時間便座んい座り、
両足を結花につけ、いくらか頭を前方に傾け、いきむ、腹圧をかける。又、腸の走行にあわせて
腹部マッサージをご自分で行う(ご家族がマッサージしてあげる)。加齢と共に、便意も鈍くなります
ので、習慣リズムを持つことをお勧めします。

家族会レポート-No.5

2010年2月12日

2009.6.21第3回家族会を開催いたしました。
最近夜間失禁に困っている、下着からオムツにするタイミングが分からないなど
ご家族様からの声により、今回「排泄について」というテーマを取り上げました。
介護福祉士・介護予防運動指導員の金子先生をお招きし、排尿のメカニズムや体の仕組みの
話、ポリマーの吸収性の実験や失禁予防の体操を行いました。
参加してよかった、勉強になったなど、ご家族様からたくさんのご感想をいただきました。

講演に対する質問や交流会を通して出た質問などを掲載させていただきます。
Q1:オムツやパットに抵抗が強く、どのような方法で勧めたらいいですか?

 誰でもオムツなどに世話になりたくないものです。それを理解した上で、
ご本人・ご家族に必要な場合は、他人には分からないパンツタイプを選んだり、
動きやすいといった日常生活を阻害しないものを勧めてみてはどうでしょう。
例:・夜間時間や外出時など一時的に利用して、本人に安心感をもってもらう。
  ・ご自分の下着の中に小さなパットを挟む→動きやすく違和感も少ない。

家族会レポート-No.4

2010年2月8日

第2回家族会の報告を引き続きさせていただきます。
今回は事前アンケートにて頂いていたご質問への回答集です。

Q:高齢者、独居の場合にバランスよく食事をするコツを知りたいです。電子レンジ・レトルト食品
真空パック・あるいは日持ちするパッケージのお惣菜と色々試しますが、どうしても同じような
食事になりがちです。

 野菜不足であれば、小さめの野菜をカットしておいて、そこに少々の水を加え、ラップしてレンジへ。
レトルトのものは味が濃いので、そこに温めた野菜を入れるだけで薄味にもなります。

 たんぱく質であれば、魚でも肉でのお酒につけておいて、一食分ずつに分けておいて
食べる分だけレンジでチン。お酒につけておくだけでやわらかく仕上がります。そこにみりん・醤油を
足せば照り焼き風に。生姜を加えたりと味にバリエーションを加えたり、見た目に変化をつけたら
いかがですか??

Q2:食べるのが早く、流し込むように食べてしまい、むせ込んだり
詰まらせてしまうことが多いのですが?

 箸置きを利用してみてはいかがですか?声かけをよくして、よく噛むように促し、噛んでいる最中は
箸置きに箸を置くようにします。箸を持ったままでは次に何を食べるか気になってしまい、食事に
集中できません。「次何をたべようかなー」と考える時間をつくると良いのではないでしょうか。

家族会レポート-No.3

2010年2月5日

 第2回家族会は「食事について」というテーマで行われました。
実際にご利用者様が召し上がっている食事を食べていただくとともに、
当クリニック栄養士の吉田より「高齢者の楽しい食事の工夫」というテーマで
講演をいただきました。講演の中では、ミキサー食の試食やとろみの付け方など
飲み込みやすい食事の実践などもあり、「参考になった」というご意見を多数いただきました。

講演に対する質問や交流会を通して出た質問などを掲載させていただきます。
Q1:満腹感がないのか、食べても「食べてない!」といいます。どうしたらいいですか?

 声かけをしましょう!「さっき食べたでしょ!」ではなく「今食事の準備をしているから待っていて」
というほうがよいでしょう。また、間食もうまく利用してみてはどうでしょうか?
お茶は水分補給に、果物はビタミン摂取に、牛乳はカルシウム摂取に役立ちます。

Q2:食べるのが早く、流し込むように食べてしまい、むせ込んだり
詰まらせてしまうことが多いのですが?

 箸置きを利用してみてはいかがですか?声かけをよくして、よく噛むように促し、噛んでいる最中は
箸置きに箸を置くようにします。箸を持ったままでは次に何を食べるか気になってしまい、食事に
集中できません。「次何をたべようかなー」と考える時間をつくると良いのではないでしょうか。

家族会レポート-No.2

2010年2月4日

2008.12.7第1回家族会にて
講演に対する質問や交流会を通して出た質問などを掲載させていただきます。

Q3:脳血管性認知症の患者への日常生活での注意点が知りたいのですが。

 脳卒中を起こすたびに症状が悪くなっていきますので、脳卒中の予防が大切になります。
高血圧、糖尿病といった元々の病気を悪化させないことが大切です。
具体的には、血栓予防薬を服用したり、血圧のコントロールや脂質異常症(高脂血症)の
コントロールのために服用すること、脂っこい食べものや肉類は避けて、野菜や海藻類を
多めにとること、出来る範囲で散歩すること等が考えられます。

Q4:デイサービスでの出来事、家庭との違いなど、集団の中と家の中、どうやって近づければいいですか?

 デイサービスでは楽しく参加できるのに、家では何もせずにいる人も多いようです。ご本人がデイサービスで楽しくできることを連絡帳で確認して、ご家庭でも取り入れてみたり、
ご家庭でなんらかの役割を持って、「働いて」いただけるように工夫されるのも良いでしょう。