‘復職支援デイケア(リワーク)のブログ’ カテゴリー
SSTのご紹介/今クールのプログラムが始まりました
2017年5月12日
みなさま、こんにちは。
復職支援デイケアクローバーでは、SSTプログラムを提供しています。
SSTとは、Social Skills Training(ソーシャルスキルトレーニング;社会生活技能訓練)の略称で、認知行動療法に分類される手法であり、クローバーの主要プログラムの一つです。
日々の生活をよりよく送っていく為には、様々なテクニックや工夫が必要とされます。
その中でも、対人交流技能は特に大きな役割を担っています。自分らしく、周囲と良好な関係を築くことができると、ご自身の生活も仕事もより充実したものとなることでしょう。
しかし、その場面・状況、相手、自分の気持ちなど、様々な要素を考慮してコミュニケーションを図っていくことは、簡単なことではありません。そこで、SSTでは、今一度自身のコミュニケーションを見つめ・分析し、自分らしいコミュニケーション方法とはどのようなものなのか・どのようにすると行いやすくなるのかを、ロールプレイなどの練習を取り入れながら獲得していきます。
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<クローバーのSSTで重視している事>
・「お互いにプラスになるようなコミュニケーションのあり方を考える」事を目的に取り組みながら、自分自身の洞察や気づきを大切する
・コミュニケーションの形は1つではないため、一人一人に合った方法で、より簡単に、なおかつ場面に適したやりかたを一緒に考えていく
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クローバーのSSTは3ヶ月1クールで行っており、”設定されたテーマを皆でディスカッションする集団SST” 、”個人個人の取り組みたい課題を行う個別SST”から構成されています。
今クールのSSTプログラムは、5月11日より始まりました。
過去の参加者からは、「改めて自分のコミュニケーションの良さや工夫できることに気づけて有意義だった」「自分一人では解決が難しい課題でも、色々な人のアイデアを聞けたことが突破口になった」などのコメントを頂いています。
ご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。
企業向け講演会
2016年12月17日
みなさま、こんにちは。
復職支援デイケアでは、大宮地区・浦和地区それぞれの労働基準協会からの依頼で、平成28年10月17日・11月22日「メンタルヘルス患者の復職支援」について講演会を行いました。
それぞれ40~50の大・中・小企業が参加。
昨年社員50名以上の事業所で、ストレスチェックが義務化されたことや、過重労働など厳しい労働環境についての報道が大きく取り上げられる中、各社とも「メンタルヘルス患者の復職支援」については、とても関心が高い様子です。この様な機会は、多くの企業のメンタルヘルスに関する声を聴くことができるので、貴重な情報収集の場となりました。
各企業から寄せられた感想・質問のいくつかをお伝えします。
・なぜ心の病は再発しやすいのか?リワークを使うとなぜ再発を予防して行けるのか?その訳が分かって良かった。
・心の病気は分かりにくいものであり、正しく理解できるような方法や機会が乏しい。今回のように医療機関の人の話を直 接聞けて良かった。
・メンタルの問題で休職した社員が復帰した後、周りの社員から疎外感を感じて悩むパターンが多いようだ。会社としては、周りの社員が本人にどう接して良いのかわからないことが要因となっていると捉えている。
・今の時代、メンタルの問題は対応を間違えると大変なことになる。復職支援についてきちんとやっていかないといけない。
・心の病気にかかる社員は、まじめだったりやさしい人間が多いのかもしれない。
・心の病気は、コミュニケーションに問題があるのか、性格の問題なのか、症状の問題なのか、捉え方が難しい。そうなれば対処も難しくなるのは必然なのかもしれない。
今後もこのような取り組みを続けていく予定です。
そして、企業と医療の連携を進めて行きたいと考えています。
体験発表会を開催いたしました。
2016年9月16日
みなさんこんにちは
先月の8月27日にクローバーでは体験発表会を開催いたしました。
体験発表会とは、クローバーを経て復職した方にお願いをし、クローバーでの過ごし方や、復職後の様子などを語っていただく特別なプログラムで、年に2回、8月と2月に行っています。
今回は3名の方に発表していただきました。
午前中は休職から復職までの経緯、今感じている事などをそれぞれに語っていただきました。
午後は発表者を中心に参加者には3つのグループに分かれていただき、「再発防止のために心がけていること」「復職直前と復職後しばらくしての心境」「クローバーで練習しておくといいこと」など、いくつかのテーマについてグループディスカッションをしていただきました。
発表を聴いていた参加者のみなさんは、「とても参考になった」「自分がこれから何をしていけばいいのかわかりやすかった」などの感想をおっしゃっていました。
復職された方の生の声をきくことは、現在参加されている方にとって、普段のデイケアとはまた違う体験になったようでした。やはり同じ体験をしてきたからこそ、感じることができる言葉のリアリティや、伝わってくる雰囲気があるのだと思います。
我々スタッフも、復職支援デイケアではどのような支援が必要とされているのか、大切なのか、改めて振り返る貴重な機会となりました。
発表して下さった3名の方々、本当にありがとうございました。
企業向け説明会を開催いたしました
2016年7月23日
みなさんこんにちは。
先週の7月15日に近隣の企業の方々を対象にした、「復職支援(リワーク)デイケアの説明会」を行いました。
あいにくの雨でしたが、6社10名の方々に参加していただきました。お足元の滑りやすい中、本当にありがとうございました。この場をかりて御礼申し上げます。
説明会では、「医療のリワークの特徴について」「実施内容の紹介と体験」「企業との連携について」などを中心に話させていただきました。最後に質疑応答の時間を設けましたが、たくさんのご質問をいただき、企業の方々のリワークに対する関心の高さをとても感じました。
また、質疑応答を通して企業の方々は実際にどのようなことを知りたいと思っているのか、どのようなことで困っているのか、私たちも学ばせていただく機会となりました。
今後もこのような機会を通じて、私たちの取り組みをより多くの方々に知っていただければと思います。
もし、今回の様なクローバの説明を聞きたいという企業の担当者の方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡下さい。