‘高齢者デイケアスタッフブログ’ カテゴリー
大宮すずのきクリニック作業療法士(OT)です! 第120回
2013年1月7日
家族会レポート-No.10
2010年3月13日
第5回家族会の報告を引き続きさせていただきます。
今回も記入していただいたアンケートへの回答集です。
Q:水分を大量にとりたがるが、飲ませてもいいのか?
水分が少なすぎると脱水症状になり、よくはありません。
しかし多すぎても心臓や腎臓に負担がかかりようないです。
1回の摂取量を少なくするとか、何かをした後に飲みましょうと言って
飲む感覚を延ばす工夫をしてみてください。
Q:ちょっとした興奮でも薬を飲ませたほうがいいのか?
「薬」というのはいわゆる不穏時の薬のことをいうのでしょうか?
ご本人を安心させるような対処をして頂いて興奮が収まるようなら、
薬ではなく経過をみてみましょう。
家族会レポート-No.9
2010年3月10日
第5回家族会の報告レポートを掲載させていただきます。
今回のテーマは第1回目に続き野中院長による認知症についての講演でした。
前回は認知症といの病気そのものにスポットを当てましたが、今回は認知症の周辺症状として
徘徊や妄想など、ご家族様が日ごろ介護するうえでお困りのことを中心に取り上げました。
講演に対する質問や交流会を通して出た質問などを掲載させていただきます。
Q:脳の中の変化がどのようになっているか知りたいです。
アルツハイマー型認知症の場合は、脳の中にβアミロイドがたまって、
神経細胞が壊されてしまいます。レビー小体型認知症の場合はルビー小体が脳全体に
広く存在するようになります。また脳血管性認知症の場合は、脳梗塞などのため
脳細胞の壊死というものが起こっています。
Q:デイケア以外の日、家での役割や何をやされたらいいかわからない。
運動(散歩)や会話があればいいですね。ご本人が楽しく出来て、ご家族の
役に立っていると感じられることだとなおいいですね。
家族会レポート-No.8
2010年2月27日
第4回家族会の報告を引き続きさせていただきます。
今回も記入していただいたアンケートへの回答集です。
Q:自宅で何もしないのですが・・。
「家」とは本来休む場所です。家いてくつろぐのは決して悪いことではないと思います。
家を休む場所と割り切り、外出する機会を増やすことが良いのでないでしょうか。
外出が困難な場合は、家での生活を活発にしてみてはどうでしょうか。
例えば・・・
・毎日決まった時間にラジオ体操のような体操をする。
・日中は極力横にならず、何か用事を見つけて、外出の機会を増やす。
・家事のお手伝いや庭仕事など、ちょっとしたことでも身体を動かすように心掛ける。
これらのことを行うだけでも、ずいぶん違うと思います。小さなことの積み重ねが生活を活発に
していきます。そして、何かやった時、できた時は必ず褒めてください。
次の意欲につながっていきます。
家族会レポート-No.7
2010年2月15日
第4回家族会の報告レポートを掲載させていただきます。
人は年を重ねるごとに足腰が弱ってしまうのはしょうがないことなのかもしれません。
しかし、現在筋力を維持するため、そして日々楽しみを持ちながら生活していくために、
今回「リハビリ」というテーマを取り上げさせて頂きました。
「家では眠ってばかりいる」、「デイケアに行っても忘れてしまって何もしていないという」と
おっしゃられるご家族様に、ビデオなどを通してデイケアでは体操を頑張っていたり
他の利用者様との楽しそうな交流を見ていただうて、ご本人様の新たな一面を
垣間見れたという意見も頂きました。
講演に対する質問や交流会を通して出た質問などを掲載させていただきます。
Q:歩く機会が減っており、足腰が弱ってふらつくことがあるのですが・・。
足腰が弱くなる原因として、「加齢・筋力の低下」などがあげられます。
加齢により足腰が弱ってしまうことはある程度仕方がないことだと思います。しかし、筋力の低下を
緩やかにすることによって、防げる部分もあると思われます。
そのほか、意識がはっきりしているときとぼんやりしている時とでは、体の反応が違うので
ぼんやりしているときにはふらついてしまうということもあると思われます。極端な場合
周囲の状態(支えがあるとか床が平らだといったこと)が分からずに怖くなって動けなくなるという方も
いらっしゃいます。飲んでるお薬が影響している可能性もあるので、医師に相談してみても良いかと
思います。