‘復職支援デイケア(リワーク)のブログ’ カテゴリー
新☆スポーツプログラム!
2020年5月30日
皆様こんにちは。復職支援デイケア「クローバー」の作業療法士です!
新型コロナウイルスの影響による外出自粛が続き、身体のなまりを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そのような状況が続くと体を動かすことの大切さ、必要性に改めて気づかされます。
クローバーでは以前より、毎週金曜日「スポーツ」のプログラムを取り入れています。エアロビ、室内スポーツ(ペタンク・ラダーゲッター)、ウォーキングなど。
さらに先月から新しいスポーツプログラムが開始となりましたので紹介いたします。
その名も…『コンディショニング・エクササイズ』です!!


激しく体を動かして汗をかくというよりは、ストレッチをメインにして自分の体の状態、変化をじっくりと感じられるような内容となっています。
スポーツインストラクターの講師が体の動かし方を丁寧に教えてくれるので、「運動が苦手」「体が硬い」「何年も運動していない」といった方でも参加しやすくなっています。
スポーツプログラムにはいくつか特色や目的があります
・身体を動かすことによる気分転換
・自分の身体を観察、意識的に操作することにより、心身の変化に気づくきっかけとなる
・身体を通した情動の発散(ストレス解消)
・他者との協同作業(室内スポーツにて)
また、週末の金曜日にスポーツを取り入れることにも意味があります。
1週間のたまった疲れを発散的に開放する時間、他者との協力で楽しむ時間…そういった時間を過ごすことによって土日に気持ちよく入り、休養モードに入りやすくなるといった側面もあります。
運動をすると余計に疲れてしまうのではないかと考える方もいらっしゃると思いますが、一度運動の習慣や、運動後のすっきり感を味わうと活動のレパートリーに運動が必要な意味が少し理解できるかもしれません。百聞は一見にしかず!ということでこの機会にぜひ運動からご自分を振り返る機会を作ってみてください♪
外出自粛…ストレスが溜まっていませんか?②
2020年4月18日
復職支援デイケア「クローバー」の作業療法士です。
前回の記事に引き続き、自宅でのストレスコーピングについて紹介していきたいと思います。
実際にクローバー利用中の方にインタビューした自宅でできるストレスコーピングのリストを紹介します。
•ペットと遊ぶ
•いつもなら一人で行うことを家族と行う
•家の掃除や家事を丁寧に行う
•断捨離する(まずは引き出しから)
•料理に挑戦する
•お菓子作り
•マスク作り(気に入るデザインの探求) •歌を歌う
・植物を育てる
•話題の漫画やアニメをみる
•アロマセラピー
•散歩
・ストレッチポールを使った運動
•ゲーム(スマホやTVゲーム)
•ネットや本に載っている「いい情報」を見て満足感を得る
•社用の携帯、PCなどの端末の電源を切る
•ネットのチャット機能を使って会話
•今できていることの幸せを噛みしめる
•改めて自分の好きなことを見つめなおす 等
いかがでしょうか?自分では思いつかなかったもの、選ばないものがきっと含まれているのではないでしょうか?
コーピングの種類は質よりも量をたくさん持っていることが有効と考えられています。
いくら即効性、質の高いコーピングでも費用が高かったり、環境がそろわないとできないものだと日常的に使用できません。(例:海外旅行など)
大切なのは日常的にストレスをためない工夫をどんな小さなことでもいいから行うことです。意識的に対処をしている、ストレスをコントロールしているという感覚を持つこと自体がストレス軽減に役立つという側面もあります。
ぜひ、この機会を活かしてご自分のコーピングの見直し、自宅でできるコーピングの幅を広げることに挑戦してみてください♪普段は選ばないコーピングもやってみると何か発見があるかもしれません(^^)/
皆様こんにちは!復職支援デイケア「クローバー」の作業療法士です。
健康管理が難しい日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
大宮すずのきクリニック各フロアでは感染症対策を実施し、安全を考慮しながら運営を行っております。
クローバーでも利用者の体調確認、定時の消毒・換気を徹底し開所しております。今後、情勢により開所に影響がある際は当ブログにてお知らせ致しますので、定期的なブログチェックをよろしくお願いいたします。
さて、新型コロナウイルスの影響で先行きの見えない状況が続き、これまでの日常が送れず心身の不調をきたしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、在宅勤務の機会が増えた方もいらっしゃると思います。
そこで、今回は外出しなくてもできるご自宅でのストレスとの付き合いについて考えてみたいと思います!
少しでも皆様の健康維持のお役に立てれば幸いです。
ストレス解消という言葉をよく聞きますが、リワークの中ではより専門的に「ストレスコーピング」という単語を使っています。
≪ストレスコーピング≫
・ストレス原因、どんな所にストレスを感じやすいかを理解する
・ストレス状況、ストレス原因に対して意識的に対処をすること
の2点が含まれています。
ストレス対処は大きく分けて2つの方向性に分けられます。(※厳密にはさらに細分化できますが、この場では便宜上、2方向として説明いたします。)
①ストレス原因そのものに働きかける対処
(例:気温が高くて暑い⇒エアコンの温度を下げる)
②ストレスを受けた後の自身の心身の状況に働きかける対処
(例:ショックなことがあり落ちこむ⇒運動をして気分を変える)
ストレス原因そのものを変化させる対処は私たち誰もが考えやすい、とりやすい対処です。しかし、自分の外で起こっている出来事や人間関係などがストレス原因の場合、直接変えることが難しいケースもあります。(例:怒りっぽい上司に怒らないようになってほしい/苦手な仕事が多いため配置換えをしてほしい…等)
そういった自分の力では直接解決のできないストレスに多く触れていると、誰でもストレスがどんどん積み重なり、認識できない、対処できない状況ができあがってしまいます。そうなると、心身に不調が起こりやすくなっていきます。
そうなる前に、受けたストレスを大きくしない、貯めない、その都度解消、減らしていく対処=’コーピング’を行うイメージですね。
次の記事では自宅で行えるコーピングについて利用者にインタビューしたので、いくつか紹介いたします。
体調管理&感染症対策
2020年3月30日
みなさんこんにちは!
復職支援デイケア「クローバー」の作業療法士です。
時節柄、感染症や体調が気になる日々ですね。
本日はクローバー内で行っている体調管理と感染症対策についてお伝えいたします。
【体調管理】
クローバー利用者の方には毎日の体温、血圧、体重の計測をお願いしています。
毎日計測を行うことで日々の体調変化や、感染症のきっかけを知る機会として利用していただけます
また、「生活記録表」を用いて、睡眠や服薬、生活リズムの変化をモニタリングしていきます。担当スタッフとともに確認をしたり、毎週金曜日には利用者同士で記録表をもとに振り返りを行っています。そのため、自分では気づかなかった変化を知ったり、自身の傾向を知るきっかけとなります。
【感染症対策】
入室前と昼食前の手洗いをお願いしております。
また、定時間の換気、椅子やテーブルの消毒を行っています。

日々、天候や気温、情勢が変わる中で健康を維持することはなかなか簡単ではないとスタッフも実感しております。
そういった中でもリワークでの活動を通して、自身の体調管理のコツを掴んだり、同立場の利用者同士で情報交換ができる場は貴重な環境であると感じています。
引き続き、多くの方に役立つ場であり続けていきたいと考えています。
グループ制作~タイルクラフト~
2020年2月26日
皆さんこんにちは。
復職支援デイケア「クローバー」の作業療法士です。
クローバーでは毎週水曜日の午前プログラムとして創作活動を行っています。
2か月間で一つのテーマに取り組み作品を作っていきます。
今回はタイルクラフトに取り組みました。前半1か月は個人作品、後半は1か月をかけてグループでの合同作品を作る構成で行いました。
今回はメンバーの皆さんが実際に使用しているドリンクコーナーに設置する天板を作成していただきました。
4グループでそれぞれ1作品、さらにその4作品を合わせると1枚の大きな絵になるように課題指示がありました。
今回は「海・山・川・空」です。最終的に4作品で一つの作品になるため、自分のグループの作業だけではなく、他グループとの協力や調整も必要となります。
個人作品では自身の判断で「計画」「作業」「作業修正」「振りかえり」等、適宜行いますが、グループ制作ではそれらをグループの中で行う必要があります。
そのため、「協力」「話し合い」「報告相談・連絡」「役割分担」といった実際の仕事で必要な工程、作業を含みます。
グループ制作後には個人とグループでの振り返りを行い、復職への個人の振り返り、課題を深めていくための材料としていきます。

創作活動では作品つくりの楽しさ、リラックスだけではなく、工程から自身の作業特性を知るための重要なプログラムでもあります。
一見取り組んでいる作業は異なっていても、職場での作業特性とつながりを見出すことができ、その後の作業遂行能力を分析、活用する貴重な機会と捉えています。