‘復職支援デイケア(リワーク)のブログ’ カテゴリー
アロマ「サシェ」作り
2019年10月31日
みなさんこんにちは。復職支援デイケア「クローバー」スタッフの作業療法士です!
復職支援デイケアでは、毎週月曜日にアロマセラピーのプログラムを行っています。
アロマセラピーを勉強された講師をお招きして、アロマを本格的、かつ手軽に生活に取り入れ、日々のリラックスに役立てることを目的に行っています。


心を落ち着かせる、気分を高揚させる、不安を和らげるなど心の不調から、風邪予防、肌を整える、自律神経を整えるなど体の不調にも効果があるとされています。各植物によって、効用が異なります。
数ヶ月に一度、アロマオイルを使って日用品を作るアロマクラフトのを設けています。
今回は「サシェ(におい袋)」を作成しました!
靴箱や、クローゼットに忍ばせて香りを楽しめる、日常使いのしやすいクラフトです。

週始めの月曜日の朝、憂うつな気分になったり、疲れが残っていたりと体調が万全でないことは誰しもが経験していると思います。
そんな中でも復職に向けて、リワークに参加する気持ちを少し後押しできればという思いもあって、月曜日の朝にアロマセラピーを実施しています。
通常は、講師の調合したアロマオイルを使って、ハンドマッサージをしたり、全身をほぐすストレッチ、思念を整理する自己統制法などを行って、心身をリラックスさせていきます。
リワークのプログラムがきっかけで、日常生活にアロマを取り入れているという声を多く耳にします。休職中だけでなく、復職後のリラックスにも役立てて下さっているようで、嬉しく思います。
土曜日の座談会
2019年9月21日
みなさま、こんにちは。
今回は、土曜日のクローバーで開催している”座談会”についてご紹介します。
クローバーでは、平日に加えて第1・3・5土曜を開室しています。 土曜日は主に、クローバーを卒業して復職された方が、フォローアップの場としてご利用されています。
慌ただしく過ぎていく毎日の生活の中では、大なり小なり、様々なモヤモヤが心の中に募りますよね。そうしたモヤモヤをため込んでいると、気分が落ち込んでいったり、身体的な不調として現れやすくなります。
座談会は、設定されたテーマをもとに、みなさんが心のモヤモヤを吐き出し、自由に話ができるプログラムです。毎回、4~5人のチームに分かれて実施しています。
ただ話すだけ?と思われるかもしれませんが、クローバー卒業生のみなさんは、休職という同じ経験を持つ仲間同士です。だからこそ、悩みを本音で話しやすい、親身になって聞いてもらえる、心からの共感が得られやすいというメリットがあります♪



昨年の3月に始まってから1年半がたちますが、以下のような感想を頂いています。
- クローバーで取り組んだことを思い出すきっかけになっている。復職して時間が経ったり、仕事が忙しかったりするとどうしても忘れてしまうので。
- 誰かに気を遣うことなく、自分の話したいことが話せる。職場や家族、友人には言いづらいことも、自分と似た境遇を経験してきた仲間が相手だと安心できる。
- 心の解放、リラックスになっている。座談会で話すことが、わずかでも仕事に活きているように思う。
- 『話すことを求めているんだな』、という自覚が出来た。
「こんな話をみんなに聞いてもらうのは申し訳ない」「場を暗い雰囲気にしたくない」といった気持ちから、語ることを遠慮してしまう方は、実は少なくありません。ですが、心のモヤモヤを吐き出して誰かに聞いてもらうことや、共感を得られることは、それだけでもストレス対処という面で大きな効果があるものです。
土曜日の座談会を上手に活用してみませんか?みなさんの参加をお待ちしています!
和を以って尊しと成す(リワーク夏イベント)
2019年8月21日
皆さんこんにちは!復職支援デイケア「クローバー」の作業療法士です。
今回は毎年恒例のクローバー夏イベントについてご報告いたします。
クローバーでは「合同自主課題」という、数人のグループに分かれて課題に取り組むプログラムが行われています。夏期は「夏のイベントの企画運営」というテーマでリワーク利用中のメンバーに自らイベントを企画、実行していく課題が恒例となっています。イベント実施と並行して、計画、準備、実行、振り返りのプロセスを通し、より仕事に近い環境の中で『他者との協働作業』『自身の作業パフォーマンス』『復職への課題』『再発予防策の実践』等、個人の目標にも取り組んでいけるプログラムとなっています。

「和を以って尊しと成す~Harmony is the greatest of virtues.~」
夏イベントをきっかけに利用者同士の交流を深めていきたい・・・と実行委員が考えました。また、OB・OGにも参加の声掛けをし、数名の参加がありました。
今回は3種類のチーム対抗のゲームを用意し、毎回チームわけを変更するという工夫が特徴的でした。どのゲームも実行委員の工夫がたくさん感じられ、大変楽しいイベントになりました。

目隠しをして、風船を狙うゲーム。スイカにあたると減点というユニークなルールでした。対抗チームは惑わすように声掛けをするなど、防御の楽しさもありました。


チームの先頭者だけが有名人の写真を見て、答えを伝言していくゲーム。先頭者が答えが分からない場合は回答者をバトンタッチ!いかに早く正確に伝えるかがポイントでした♪


普段のスポーツでおなじみのラダーゲッターを使った鉄道すごろく。ゴムのボールが両端についたひもを枠にかけて点数を競うゲームです。今回は獲得した点数に応じてマスを進めるルールです。イベントマスにとまると得点の増減に関わるカードを引け、予想外の内容に皆さんハラハラドキドキでした!


3つのゲームの終わりには表彰式が行われ、ゲームごとの優勝チームの表彰、MVPの発表がありました。また、終了後に参加者へのアンケートが行われるなど、しっかりと計画だてて段取りを考えてくださいました。

実行委員の皆さんは最後まで片づけを行い、達成感漂う後ろ姿で帰宅されていきました。

当日のイベントは大盛り上がりで幕を閉じました。参加メンバーからは実行委員を労う言葉や感謝、楽しかったという感想が聞かれました。
今後はイベントの企画、準備、運営を通して、チームと個人の振り返りを行います。自身の目標の達成度、対処に困った点、対処できた点などをメンバー同士で意見交換し、復職への取り組みをさらに深めていきます。
ソーシャルスキルトレーニング(SST)のご紹介
2019年7月24日
みなさま、こんにちは。
今月のブログでは、クローバーの主要プログラムの1つであるSST(Social Skills Trainingソーシャルスキルトレーニング;社会生活技能訓練)についてご紹介します。
SSTの時間では、難しかったり苦手だったりする場面を取り上げ、 “自分らしさを活かしたコミュニケーション方法とはどのようなものか”、 “どのような工夫をすれば心の葛藤を溜めずにすむのか” …などについて、ロールプレイ(実際にやってみること)などの練習を取り入れながら、参加者のみなさんと考えていきます。
クローバーのSSTは3ヶ月1クールで行っており、以下の2つから構成されています。
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・集団SST: 誰もが経験するであろう1つの場面を設定し、参加者みんなでディスカッション及び練習を行う。
・個別SST: 発表者1名が取り組みたい個別の場面を設定し、参加者みんなでディスカッションする。 発表者が練習する。
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今期は5~7月の3ヶ月、全12回にわたって実施しました。
最終回ではこれまでのまとめとして、今期のSSTで参考になった・印象に残った回を振り返りました。そして、“他者とのコミュニケーションを上手く取ること”や“ストレスのコントロール”のために重要な事柄について、シートの記入やグループディスカッションを通して話し合いました。


SSTを経て、新しい考え方や行動のパターンに触れ、視野を広げられた意見が多く聞かれました。自分らしさを活かしながら、出来そうなことに少しずつチャレンジをし、コミュニケーションにおけるストレス対策に役立てていけますと嬉しく思います。
竹とんぼ2019
2019年6月20日
皆様こんにちは!復職支援デイケア「クローバー」の作業療法士です。
クローバーでは多種多様なプログラムや活動を通して皆様の復職を支援しております。
今回はそのプログラムのひとつである創作活動での活動を御紹介致します。
約1ヶ月半かけてそれぞれ竹とんぼを作成し、記録会を開催しています。
竹とんぼイベントは毎年恒例で、毎回「埼玉竹とんぼの会」の皆様を講師としてお招きしています。
竹を割るところから始まり、やすりで削り、竹とんぼを作っていきます。
初めての方でもベテラン講師の皆様がやさしく丁寧に教えてくださるので、安心して取り組めます♪
完成した竹とんぼをいよいよ飛ばします!
飛ばす際の姿勢や力加減がとっても重要です。
優勝者には表彰状が授与され、参加者には講師特製の竹とんぼがプレゼントされました!
創作活動と聞くと一見、復職と無関係なようですが、とても大切なプログラムの一つです。創作には仕事にも通じる様々な要素が含まれています。手順や効率を考えたり、集中したり、助けを求めたり、楽しんだり・・・。作業全般に関して気づきがあり、回復の程度を知ることにも役立ちます。中には創作活動を通して物づくりが趣味になったという方もいます!
他の創作や活動についてもまた紹介していきたいと思います。