‘復職支援デイケア(リワーク)のブログ’ カテゴリー
外出自粛…ストレスが溜まっていませんか?②
2020年4月18日
復職支援デイケア「クローバー」の作業療法士です。
前回の記事に引き続き、自宅でのストレスコーピングについて紹介していきたいと思います。
実際にクローバー利用中の方にインタビューした自宅でできるストレスコーピングのリストを紹介します。
•ペットと遊ぶ
•いつもなら一人で行うことを家族と行う
•家の掃除や家事を丁寧に行う
•断捨離する(まずは引き出しから)
•料理に挑戦する
•お菓子作り
•マスク作り(気に入るデザインの探求) •歌を歌う
・植物を育てる
•話題の漫画やアニメをみる
•アロマセラピー
•散歩
・ストレッチポールを使った運動
•ゲーム(スマホやTVゲーム)
•ネットや本に載っている「いい情報」を見て満足感を得る
•社用の携帯、PCなどの端末の電源を切る
•ネットのチャット機能を使って会話
•今できていることの幸せを噛みしめる
•改めて自分の好きなことを見つめなおす 等
いかがでしょうか?自分では思いつかなかったもの、選ばないものがきっと含まれているのではないでしょうか?
コーピングの種類は質よりも量をたくさん持っていることが有効と考えられています。
いくら即効性、質の高いコーピングでも費用が高かったり、環境がそろわないとできないものだと日常的に使用できません。(例:海外旅行など)
大切なのは日常的にストレスをためない工夫をどんな小さなことでもいいから行うことです。意識的に対処をしている、ストレスをコントロールしているという感覚を持つこと自体がストレス軽減に役立つという側面もあります。
ぜひ、この機会を活かしてご自分のコーピングの見直し、自宅でできるコーピングの幅を広げることに挑戦してみてください♪普段は選ばないコーピングもやってみると何か発見があるかもしれません(^^)/
皆様こんにちは!復職支援デイケア「クローバー」の作業療法士です。
健康管理が難しい日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
大宮すずのきクリニック各フロアでは感染症対策を実施し、安全を考慮しながら運営を行っております。
クローバーでも利用者の体調確認、定時の消毒・換気を徹底し開所しております。今後、情勢により開所に影響がある際は当ブログにてお知らせ致しますので、定期的なブログチェックをよろしくお願いいたします。
さて、新型コロナウイルスの影響で先行きの見えない状況が続き、これまでの日常が送れず心身の不調をきたしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、在宅勤務の機会が増えた方もいらっしゃると思います。
そこで、今回は外出しなくてもできるご自宅でのストレスとの付き合いについて考えてみたいと思います!
少しでも皆様の健康維持のお役に立てれば幸いです。
ストレス解消という言葉をよく聞きますが、リワークの中ではより専門的に「ストレスコーピング」という単語を使っています。
≪ストレスコーピング≫
・ストレス原因、どんな所にストレスを感じやすいかを理解する
・ストレス状況、ストレス原因に対して意識的に対処をすること
の2点が含まれています。
ストレス対処は大きく分けて2つの方向性に分けられます。(※厳密にはさらに細分化できますが、この場では便宜上、2方向として説明いたします。)
①ストレス原因そのものに働きかける対処
(例:気温が高くて暑い⇒エアコンの温度を下げる)
②ストレスを受けた後の自身の心身の状況に働きかける対処
(例:ショックなことがあり落ちこむ⇒運動をして気分を変える)
ストレス原因そのものを変化させる対処は私たち誰もが考えやすい、とりやすい対処です。しかし、自分の外で起こっている出来事や人間関係などがストレス原因の場合、直接変えることが難しいケースもあります。(例:怒りっぽい上司に怒らないようになってほしい/苦手な仕事が多いため配置換えをしてほしい…等)
そういった自分の力では直接解決のできないストレスに多く触れていると、誰でもストレスがどんどん積み重なり、認識できない、対処できない状況ができあがってしまいます。そうなると、心身に不調が起こりやすくなっていきます。
そうなる前に、受けたストレスを大きくしない、貯めない、その都度解消、減らしていく対処=’コーピング’を行うイメージですね。
次の記事では自宅で行えるコーピングについて利用者にインタビューしたので、いくつか紹介いたします。
体調管理&感染症対策
2020年3月30日
みなさんこんにちは!
復職支援デイケア「クローバー」の作業療法士です。
時節柄、感染症や体調が気になる日々ですね。
本日はクローバー内で行っている体調管理と感染症対策についてお伝えいたします。
【体調管理】
クローバー利用者の方には毎日の体温、血圧、体重の計測をお願いしています。
毎日計測を行うことで日々の体調変化や、感染症のきっかけを知る機会として利用していただけます
また、「生活記録表」を用いて、睡眠や服薬、生活リズムの変化をモニタリングしていきます。担当スタッフとともに確認をしたり、毎週金曜日には利用者同士で記録表をもとに振り返りを行っています。そのため、自分では気づかなかった変化を知ったり、自身の傾向を知るきっかけとなります。
【感染症対策】
入室前と昼食前の手洗いをお願いしております。
また、定時間の換気、椅子やテーブルの消毒を行っています。

日々、天候や気温、情勢が変わる中で健康を維持することはなかなか簡単ではないとスタッフも実感しております。
そういった中でもリワークでの活動を通して、自身の体調管理のコツを掴んだり、同立場の利用者同士で情報交換ができる場は貴重な環境であると感じています。
引き続き、多くの方に役立つ場であり続けていきたいと考えています。
グループ制作~タイルクラフト~
2020年2月26日
皆さんこんにちは。
復職支援デイケア「クローバー」の作業療法士です。
クローバーでは毎週水曜日の午前プログラムとして創作活動を行っています。
2か月間で一つのテーマに取り組み作品を作っていきます。
今回はタイルクラフトに取り組みました。前半1か月は個人作品、後半は1か月をかけてグループでの合同作品を作る構成で行いました。
今回はメンバーの皆さんが実際に使用しているドリンクコーナーに設置する天板を作成していただきました。
4グループでそれぞれ1作品、さらにその4作品を合わせると1枚の大きな絵になるように課題指示がありました。
今回は「海・山・川・空」です。最終的に4作品で一つの作品になるため、自分のグループの作業だけではなく、他グループとの協力や調整も必要となります。
個人作品では自身の判断で「計画」「作業」「作業修正」「振りかえり」等、適宜行いますが、グループ制作ではそれらをグループの中で行う必要があります。
そのため、「協力」「話し合い」「報告相談・連絡」「役割分担」といった実際の仕事で必要な工程、作業を含みます。
グループ制作後には個人とグループでの振り返りを行い、復職への個人の振り返り、課題を深めていくための材料としていきます。

創作活動では作品つくりの楽しさ、リラックスだけではなく、工程から自身の作業特性を知るための重要なプログラムでもあります。
一見取り組んでいる作業は異なっていても、職場での作業特性とつながりを見出すことができ、その後の作業遂行能力を分析、活用する貴重な機会と捉えています。
クローバープログラムのご紹介
2020年1月29日
みなさま、こんにちは。 今年もよろしくお願い致します。
2020年初のブログでは、現在クローバーで行われている平日プログラムについて紹介させて頂きます。 リワークに興味を持ってくださっている方々の参考になれば幸いです。

土曜日は、復職したクローバー卒業生が、フォローアップの場として利用しています。
【月曜 アロマ】 様々な効能のアロマオイルを使い、ハンド・リンパマッサージなどを行います。落ち着いた雰囲気の中で心地よい香りを嗅ぎながらのマッサージは、リラックス・リフレッシュ効果の高い活動です。メンバーの皆さんは、復職された後も個人的に継続されている方が多いです。
【火曜 GWT:グループワークトレーニング】 4~5人でグループを作り、与えられた課題やテーマについて考えます。毎回異なる課題やテーマに対して、集団としてどのように取り組むのか、また集団の中で自分はどう取り組むのか(行動や考え方の傾向に気づく)などを体験的に知ることが出来ます。
【水曜 創作活動】 2ヶ月1タームで様々な作品を完成させます。楽しみながら、集中力や計画力を養うことができます。また、苦手な作業を行ったり、気分が乗らなかったりする時に様々な工夫を試すことで、自分に合った作業スタイルを身に付けて行く機会になります。
【木曜 SST:ソーシャルスキルトレーニング】 自分らしさを活かしたより良いコミュニケーションのあり方について、ロールプレイやディスカッションを交えながらみんなで考えます。他者の協力を得ることで、自分の良い部分や、一人では思いつかないようなコミュニケーション方法に気づく機会になります。
【金曜 勉強会】 クローバーに参加されて間もない方を対象に、「病気」「生活リズム」などをテーマとした勉強会を開催しています。基本的な知識を学びながら、どのように病気を治療し、再発を防いでいけるのかを考えていきます。
【金曜 スポーツ】 チーム対抗の室内ゲームや、講師を招いてのエアロビ運動、春・秋には公園でのウォーキングを行います。スポーツは発散性が高く、適度な疲れが睡眠の質を高めます。また、楽しさや喜びなど、ポジティブな感情を自然に感じやすいプログラムです。
【自主課題】 体調の状態や復職へのステップに応じて、担当スタッフと相談して設定した個人の課題に取り組みます。担当スタッフとの面談も、この時間帯に行われることが多いです。
上記の他、臨時の特別プログラムとして、怒りの感情について考える”アンガーマネジメント講座”や、自分自身の考え方の癖を振り返る”集団認知行動療法プログラム”などが行われています。また、4か月に1度、チームで1か月間にわたってある課題に取り組む”合同自主課題”も行われています。
過去のブログでも、これらのプログラムの詳細を紹介していますので、併せてご覧ください。
クローバーでは、随時、見学希望を受け付けております。 リワークプログラムにご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度見学におこしくださいませ。(見学希望の方は、このページの上方にある、クリニックの電話番号へお電話をお願い致します)







