復職支援デイケア(リワーク)のブログ カテゴリー一覧

記事アーカイブ

‘復職支援デイケア(リワーク)のブログ’ カテゴリー

皆さまこんにちは。2022年9月の復職支援デイケア「クローバー」(リワーク)の予定表をお知らせいたします。

 皆さん、こんにちは🌴🍉
 復職支援デイケア「クローバー」の臨床心理士です🍀

 毎日暑いですね!急に雨が降る日もあり、気分が安定しない方もいるのではないでしょうか。

 さて、本日はクローバーで定期的に行っている、あるプログラムをご紹介します。このブログでも何度か取り上げている「合同自主課題」ですが、今回は実施後の振り返りに焦点を当てていきます🔦🌟
 「合同自主課題」は、複数人のチームで同じ目的のために1ヶ月間協働するもので、目的は”見学者のための資料を考える”、”既存のスポーツプログラムをアレンジする”、”コロナ禍での健康的なライフスタイルを提案”など様々です。

 この夏、7~8月にかけて行いましたが、今回は一日イベントの日を設け、そのイベントの企画から運営までを実行委員という形で担ってもらいました🎉

 合同自主課題では、1ヶ月間チームで取り組んだ後に、必ず振り返りを行います。チーム全体および各メンバーの働き方の良かった点・工夫するとさらに良くなる点を話し合います。

 普段のプログラムで見えてきた自分の特徴や課題をもとに立てた再発予防策や目標を、復職前にお試しできる大変貴重な機会です。

 また、1ヶ月共に過ごしたチームメンバーから、「このメンバーと一緒に働く同僚だったら、部下だったら…」という視点で率直なフィードバックがもらえるため、この振り返りがとっても重要です。

 下の写真は、先日実施した振り返りの「チームの取り組みに対して」の部分です。

 こういう動きで困ってしまった、実はこんなことを考えて一人で抱えてしまっていた、あの行動で助かった…などなどざっくばらんに話していきます。

 大切なことは、良かった点や困った点を伝えて終わりではなく、どうすれば良かったか、次回どんなことに気を付けるとさらに良くなるか、という次に繋げる視点で考えることです。

 もちろん個人に対しての振り返りでも同じです。
 「やりましょうか?」という声掛けよりも「今、手が空いていて手伝う余裕がある」と表明してくれる方が仕事を頼みやすい
 リーダーとして引っ張ってくれて有難かったが一人で仕事を抱えていたのではないかと心配だった
 頭の中に浮かんだ小さな心配事でも軽く投げかけて皆と共有できると良かった

など、具体的に実践的に考えます。

 クローバーでは、健康的に働き続けることを目指して、職場を意識したプログラムを行っています🌳
 お問い合わせや見学、いつでもお待ちしています!

皆さまこんにちは。2022年8 月の復職支援デイケア「クローバー」(リワーク)の予定表をお知らせいたします。

皆様こんにちは復職支援デイケア「クローバー」の作業療法士です。
暑い日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
熱中症に気を付けてお過ごしくださいね。

さて、今回は復職支援デイケア内で復職後に役立ったとお声を多くいただいている「グループワークトレーニング」(通称GWT)について紹介いたします。

今クールは7月よりオリエンテーションを行い、実施しています。

4つの大テーマを週1回、3か月かけて実施します。
それぞれのテーマでポイントや目的は異なりますが、どのテーマでもグループでのワークやディスカッションが必ずあります。
その中で自分の行動や考え方の癖を知り、休職要因の整理や、再発予防策につなげていきます。

他者のやり方を見たり、他者に自分のことを伝えることで自己理解や他者理解を深めることを目指しています。

リワークではこういったプログラムを通して、復職後も健康的に長く働くことを支援しています。

皆さん、こんにちは!クローバーの心理士です🍀
急に暑くなってしまいましたが、皆さん体調管理はできていますか?

クローバーでは6月から認知行動療法セミナーを定期的に開催しています。
立教大学の教授と学生の皆さんに来ていただき、隔週で実施しています。

本日は、どんなことをやっているのか、一部をご紹介いたします🌱

上司に怒られて落ち込んだ。ミスをして落ち込んだ。
こういう経験がある方は多いのではないかと思います。

しかし、実はこれは

上司に怒られて、上司に呆れられたと考えて落ち込んだ
ミスをして、こんな簡単なことを間違えるなんて自分はダメ人間だと考えて落ち込んだ

という構造になっているんです。

出来事があった時、何を考えたかがその後の気分に大きく関わっているという考え方です。

出来事があった時にどんなことを考えるのかは人それぞれです。
セミナーでは、自分はどんなことを考えやすいのかを知っていったり、同じ出来事で他の人はどんなことを考えたのかを様々なワークやディスカッションを通じて知っていきます。

また、調子が悪い時は出来事と考えが混ざってしまいやすいです
上の例だと、

上司に呆れられた、自分はダメ人間だというのは自分が考えたことなのですが、事実だと思ってしまうととても苦しいですよね。

前回のセミナーでは、例文から事実と考えを分けて取り出すワークを行いました。
参加された皆さんはワークをすることで自分の思い込みや考え方のクセに気付いた方が多く、ディスカッションも盛り上がっていました。

自分一人では難しいワークも他のメンバーの力を借りたり、意見の違いを体験することで考えが広がっていくと良いなと思っています。